2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

No. 172 大腿義足;その他の部品

多軸回転ユニットは複数軸での軸回転を可能にします。一般にはトルクアブソーバーと呼ばれます。地面にしっかりと足部が接地した状態で義足をねじることが出来ます。荷重をやめると元の位置に戻ります。これはゴルフの際のねじれる動きを容易にします。内骨…

No. 171 大腿義足の膝継手

膝継手は機能レベルに応じて分類されます。とてもシンプルな設計のものから、コンピュータを内蔵したものまで様々なものがあります。最適な膝継手の選択にはさまざな要素を考慮する必要があります。患者の活動レベルや残存肢の長さ、近位筋の筋力と制御能力…

No. 170 義足の足部

義足の足部パーツは多種多様なものが市販されています。様々な素材のものが複数のメーカーで製造されています。それぞれの足部に固有の特徴がありますが、ここでは足部の分類ごとに、利点と欠点について説明します。義足の足部の分類方法は多数あり、今回は…

No. 169 義足の骨格構造(内骨格と外骨格)

義足の各パーツをつなぎ合わせるフレーム構造には、外骨格と内骨格構造のふたつがあります。外骨格構造はソケットから下へと硬質のプラスチックであしの外観構造を作成し内部を軽量の素材で埋めたものです。この構造は最近あまり使われなくなっていますが、…

No. 168 義足のインターフェイス

残存肢と義足のソケットをつなぐための装置(=インターフェイス)には、硬性のものと軟性のものがあります。硬性インターフェイスの例としては、吸着式ソケットで、皮膚とソケットが直接接触するタイプのものがそれにあたります。ただし、現在は剪断力や衝撃力…

No. 167 義足のサスペンション

サスペンションは義足を残存肢へ接続するための手法です。サスペンション機構にはいくつかあります。サスペンションの良否は義足が上手に使用できるがどうかに関わる重要な要素です。サスペンションがうまくいかないと、切断患者は義足をうまくコントロール…